いわき旅行2021 – その1

sunflower during sunset

晩夏のいわき

バスの座席に座り定刻を待っている時、運転手が「今日は暑いのでエアコンつけますね〜」と言いスイッチを入れた。ゴォーという音と共に冷気がふんわりとうなじと肩のあたりに降ってきた。
13:00になり、バスは動き出した。運転手が行き先を告げる。「当バスはこうせん経由、〜〜行きです」。それを聞いた時、心の中で(こうせん?こうせんて今から俺が行こうとしてる鉱泉のことだろうか…それとも専門高校的な方の高専だろうか…もし前者であれば歩かなくていいぞ…!しっかり耳を澄ましておかねば)と思った。聞き逃しては大変なので、いつも移動中に着けるイヤフォンも着けずに耳を運転手の方へ向け、前のめりで音に集中した。
道中窓の外を無意識に眺めていると、秋の穏やかな空と並ぶ住宅の中に突然宇宙船のような建造物が現れた。なんだこれ!と思ったと同時にすぐ、運転手の「次は競輪場前、競輪場前〜」という答えが聞こえた。
片道20分ほどの道のりだっただろうか。今か今かと“こうせん”を待つ。ついにその時が来た。「次は松〜高専、松〜高専ですー」。なんだ高校の方か~~と少しガッカリし、緊張状態だった身体中の力は抜け、座席にズアッと背中を預けた。結局元来の目的地であるショッピングモールの到着を待つことになった。

これはいわき、引いては福島に限らず、自分の田舎や他の地方でも同じ話だが、バスが高い。逆に東京は安い。多分客が多いからなせることなんだろうけど、固定額というのも地味に凄いことだ。地方バスはただ高いだけではなく、番号が振ってある整理券と、その番号に合わせて天井知らずで上がり続ける運賃のコンボも凶悪なのである。
そんなくだらない恐怖を感じつつ窓の外をボーッと眺めていたら、目的地のモールに着いた。モールから歩いて10分という時点で当たり前だが、周りは住宅がミッシリ並んでいるのには拍子抜けした。安宿誌の荒い白黒写真で見る分には、山林の中に佇む秘湯といった趣を勝手に感じていたからだ。というかホントにこんなところに鉱泉宿なんかあるんだろうかと、逆に場違いに思えるほどだった。グーグルマップを頼りに、モールを横断し大胆なショートカットをしつつ、7、8分も歩くと吉野谷鉱泉と書かれた看板が目に入った。説明文を読むと、周辺の住宅地の中央に位置する自然豊かな緑地帯、さらにその中央にその鉱泉は位置するようで、開湯されたのは江戸時代らしかった。ここだ!と思い、看板のすぐ横から伸びる、千と千尋の湯屋への道のような緑茂る道を進んで行った。途中左手に鍵の間にキラキラ光るものを感じたが、それは池の水面に反射する太陽光で、鴨たちがグワグワとのどかに遊泳していた。鴨たちを横目に更に100メートルほど行くと、並ぶ椰子の木の奥に趣のある日本家屋が見えてきた。着いた!とそれまで若干低空飛行気味だったテンションが上昇してきた。

pathway between green leafed trees

数棟の家屋たちへの入口には、“吉野谷鉱泉 1泊4200円”という看板が立っており、長期滞在割引もあるらしく、湯治宿としても使えそうだった。駐車場には車が2台停めてあり、あ、ちゃんと客がいるんだ、と少し安心しつつ、恐る恐る受付と思わしき引き戸ーメインエントランスーを申し訳程度にコンコンと中指の第二関節で叩いた後、ガラーと開けた。中に入ってみると、人の気配はあるがヒッソリとしている。呼び鈴でもあったかな、と周りを見回し始めた時、入口から伸びている廊下の奥から、主人らしきおじさんがノソノソと歩いてきた。「こんにちは〜」「あ、こんにちはっ。今日予約している湯渕です。」「はいはい、ちょっとお待ちくださいね。どうぞ、上がってください。スリッパそちらにありますんで。」「ありがとうございます、失礼します」少し不意打ちでもあったので、多少の不要な焦りを交えつつ、土間から客間の方へ上がった。「湯渕さんね。じゃあこの用紙に諸々書き込んでください」手渡されたプリント紙に個人情報を書き込む。「はいどうも。あとで色々案内するんですけど、ちょっと準備があるから少しここで待っててもらえる?」「あ、分かりました」少しの間をおいて、ご主人がまた話し始めた。「あのね、私は作家なんですよ」「えっ、そうなんですか?」「はい、小説なんかも書きましたし、あとは戦争や日本の防衛に関する本なんかを出してます。私の名前で調べたらインターネットに出てきますよ」「えぇ〜すごい」「日本はアメリカに国力で負けたなんて言ってますけど、そんなことではないんです。最も重要なことは研究力です。特攻隊を分けたのが良くなかった。あれを一回まとめて突っ込んでいればまだ勝機はあったかもしれない」「え、そうなんですか?」大胆な主張にギョッとしてしまった。「うん、だって小分けにしたらあっち側も「こういう手で来たか、ならこういう対応策を取ろう」ってなるでしょ?」「あぁーそれは確かにそうかもしれませんね」「あと昔サリン事件てあったでしょ?」「あ、ありましたね」先程の発言に加えてセンシティブな話題ということもあり、ぐっと唾を飲んだ。「あれも東京中にもっと一気大量に撒いてたらもっと被害は与えられたんですよ」「は、はあ」「オウムは最初ヘリを使って空からもサリンを撒くよていだったらしいんですけどね、なんで辞めたんだろうね」「いや〜、怖いですねぇ…」またも不意打ちを喰らった。まさかこんなカジュアルにこんなハードな話を聞くことになるとは。話が一区切りしたところで、奥から従業員らしき女性が歩いてきて「いらっしゃいませ」と軽く挨拶をしてきた。同時に主人が「はい、準備ができましたので行きましょうか」と廊下の方へ手で促した。

white wooden closed door

渋さ極まる宿

誰もが思い描くようなザ・田舎の古民家の板張りの廊下を主人について行く。中庭を囲むようにコの字型に大まかに3棟の建物が連なっているので、窓からは中庭を通して向かいの建物が見えるようになっている。その中庭には小柄な数本の枯れ木と、それらに囲まれるように中央に黄色い花ー植物に詳しくないので種類が分からないーが咲いており、全体的に彩度の低い景色の中のアクセントのようであった。建物間の繋ぎ目の渡り廊下ーといっても列車の連結部のような短さだがーを渡り別の家に入ると、「こちらが客室になります」と主人。どうやらこの家にメインの客室が集まっているらしかった。それぞれの部屋の引き戸の上には木の板が打ち付けられており、なにやら手書きで文字が書いてある。読んでみるとそれぞれ部屋の名前らしく、牡丹、紫陽花、薔薇など、花の名前で統一されているようだった。「今日は全部空いてるのでお好きなお部屋選んでください」そう言いながら主人がそれぞれの部屋の引き戸を開けていく。「こちらは布団タイプ、こちらはベッドタイプの部屋ですね」“薔薇”はベッドタイプで、なるほど、これらの花の中では洋風の感があるなと少し可愛らしく思った。しかし折角こういう和風の宿なので、ここはベッドでは味気無いと思い、「“紫陽花”でお願いします」と布団部屋を選んだ。

案内はここでは終わらず、次はこの宿の核でもある鉱泉の使用法の説明を受けた。温泉というものには幼き頃より慣れ親しんできたが、鉱泉というものには東京の上野にあるものに一度入ったくらいで、その時は鉱泉と温泉の違いも全く知らず、その上野の鉱泉がえらく熱かったのもあり、鉱泉とは温泉よりさらに熱い風呂、という完全に間違った認識が残った程度であった。実際には鉱泉はむしろ冷たい。冷たい水に温泉に入っているような成分が入っているので、それを温めて入浴できるようにしているのだ。かなり荒々しい説明はここらへんにして、詳しい説明はネットにいくらでも転がっているので、そちらで参照していただければと思う。この吉野谷鉱泉の成分や泉質・・・その類の情報は全く見ていなかった。これもネットにあるかもしれないので、そちらで確認していただきたい。主人に教えてもらったのは、時間によって使える湯舟ー二つあるが一度に使えるのは一つー、女専用か混浴、泊り客か立ち寄り客、などの入れ替わりが発生するということだった。あと湯を沸かしてほしいときは、浴室のある建物の裏に向かって「もっと湯を沸かせ」と指示しろとも教えられた。どういうことかと言えば、声をかければ従業員の方が火を焚き湯を沸かしてくれるという、まるで昔の殿様のごときシステムなのである。しかも声をかけても反応が無い時は、脱衣所においてある鐘を打ち鳴らせばその音は宿全体に鳴り響き、すぐ従業員が駆けつけるらしい。そんなでかい音を鳴らして他の客などの迷惑にならないのかと一瞬憂慮したが、入浴できる時間は19時までと比較的浅い時間までなので、ギリギリ大丈夫なのかもと思い直した。

主人は一通り宿の説明を終え、自分は”紫陽花”へ戻った。六畳の畳の和室、入って左手に布団が敷かれ、その手前に鏡台、右手にはこたつとその奥にはテレビとヒーターと、コンパクトながら日本人に必要なものが全て揃っており、ミニマリストならこんな部屋で長期滞在するなんてのも良いんだろうな、などと思ったりした。普段洋室でベッド暮らしというのもあり、和室と布団というのは新鮮でもありながら、やはり大変落ち着く。荷解きをし、本や充電器などをこたつの上に置き、布団に寝転んだ。いや〜いいもんだ、と一息つきつつ、持ってきたつげ義春の“貧困旅行記”の続きを読み始めた。この本は今回の安宿旅のきっかけのひとつにもなった本で、つげさんの独特の感性を通して一昔前の旅の様子が思い浮かべられ、大変好きな本なのであった。つげさんの感性はところどころ「そういうこと感じるか〜」と斬新さもありつつ、割とシンパシーも感じやすい。それは恐らく彼の感覚が割と現代の若い世代と似ているからかもしれない。かなり偏見ではあるが、自分は今の高齢者というのはイケイケどんどんで団体主義で個人個人の内面性なんていうのは二の次三の次、といった印象を持っていた。しかしつげさんの本を読む中で、もちろん彼らにもそれぞれ喜怒哀楽、楽しさや苦しさはあったわけで、それを乗り越えつつ突き進んできたからそういった面が見えにくくなっていたのかもと気付いたりした。特に彼は作家ということもあり、感受性が団体より個として突出しているというのもあるかもしれない。あと書きながら思い出したが、昔“吾輩は猫である”を読んだ時にも同じことを感じた。割と現代人(特に陰キャ)と同じ感覚だったんだなと。

photo of a calico cat lying on the floor

話が逸れてしまったので宿に意識を戻す。そんな感じで貧困旅行記を読んでいると、コンコンと戸の横の柱?を叩く音が聞こえ、開けるとまた違うおじさんが立っていた。先程の主人より幾分長身だが、同じように眼鏡をかけている。

その2へ続く…

熊野

waterfalls in forest

熊野への誘惑

あまり雨も降らず、今週末の関東は30℃超えという梅雨らしからぬ初夏。
昨今の情勢で電気代はアップしているが、エアコン無しでは生きていけないので細々と稼働しつつなんとか凌いでいる。

今年の初め頃に熊野古道に関する本を読んでから、ずっと熊野への憧れが続いている。
伊勢神宮は一昨年尋ねたのだが、特になんの知識も無く漠然と観光しただけだったのが悔やまれる。ちなみにあの時は浜松→フェリーで伊勢神宮→松坂で1泊→高速船で津からセントレアへ→名古屋、と、三河湾一周がテーマだった。

熊野古道といえば世界遺産にも登録された有名な観光地だが、正直自分は本を読む前まで、なんか自然豊かで綺麗な東北の獣道、といった酷い勘違いをしていた。何故熊野に興味を持ったかというキッカケについてはよく覚えていないが、おそらく単に那智の滝が綺麗だから行ってみたい、程度のものだった気がする。

言うまでもなく、熊野古道というのは昔々の人々が熊野三山と呼ばれる3つの寺を回る時に使った道であり、それも伊勢神宮や京など複数の方面からの道があり、それぞれに名前が付いている。

紀伊路(渡辺津 – 田辺)

小辺路(高野山 – 熊野三山、約70km)

中辺路(田辺 – 熊野三山)

大辺路(田辺 – 串本 – 熊野三山、約120km)

伊勢路(伊勢神宮 – 熊野三山、約160km)

大峯奥駈道 (吉野 – 熊野三山)

– Wikipediaより引用

ちなみに読んだ本というのは五来重さんの“熊野詣”という本。ちょっと記憶が怪しくザックリとした話しかできないが、まず伊勢神宮=生の世界、熊野=死の世界という対比させつつ解説されているところがとても面白くて、まるでファンタジーの世界だなと思った。実際昔の庶民は、まずお伊勢参りということで伊勢神宮へ旅の末に参詣した後、熊野古道を使って熊野三山まで訪ねていく人たちも少なくなかったらしく、いかにこの二ヶ所がセットとして、表裏一体で扱われていたのかが分かる。

人間の底力

熊野には他にも魅力が詰まっており、その一つに補陀落渡海(ふだらくとかい)というなんともおどろおどろしいというか、字面の強い風習がある。どんなものかと言うと、僧侶(たまに例外的に一般人も)が四方に鳥居を携えた方舟に1か月分の食糧と共に入り、その入り口を他の者たちが釘で打ち付けて完全に閉じ込める。少し沖まで他の船で引っ張って行き、その後は大海原に向かって放つ。方舟の主は海流に乗って遥か補陀落(ポタラクとも読む)という楽園の国へ辿り着くと伝えられていた。食糧は長旅のためという理屈は分かるが、出口を固めるのは楽園に辿り着くというのには明らかに無駄というか、不便でしかない。やはり現実的には即神仏と同じで、自己犠牲という尊い行為によって世に安寧秩序をもたらしたいという側面が主だったんだろう。

body of water during golden hour

熊野には他にも面白い話が沢山あるが、それは五来さんの本を読んでもらうとして、あと一つだけ書かせてもらう。それは一遍というお坊さんについてだ。彼は時宗という仏教の一派を立ち上げ、やがてその教えは日本中で大人気となるのだが、一遍の悟りというプロセスで大きな役割を果たしたのが熊野の地だった。彼は念仏の札を配りながら東北から九州まで日本全国を行脚しており、熊野もその例外ではなかった。悟りのストーリーについてはこちらのサイトで詳しく書いてくださっているので、ぜひ読んでみてほしい。悟りを開いた一遍は老若男女問わず信者たちを引き連れ、更に各地を巡り教えを説いていった。その教えの中には弱者救済の趣もあり、信者たちは率先してその手を差し出した。そこにはらい病と言われる人たちも含まれていた。

当時の障害者たちの苦難は想像に難くない。特にらい病というのは近代においてさえも想像を絶する差別、敵意を向けられてきたものだ。五来さんによるとその当時症状が少しでも表れた者は、真夜中家族たちに見送られながら、泣く泣く村を出なければならなかったと言う。熊野はそういう者たちの希望の地でもあり、彼らは変化しゆく体で命からがら彼の地を目指した。手足を動かすこともままならなくなった者は乳母車のようなものに乗るのだが、前述の時宗の信者たちはその車を押すことは万もの徳を積むのと同義と信じ、進んで旅を共にした。先ほどは弱者救済とは言ったが、信者として一遍について行った者たちも決して強者などではなく、むしろ彼らも我々のような庶民、弱者だったのではないかと思う。現代のように比較的物が簡単に手に入るわけでもない時代、徳が積めるという多少利己的なメリットがあるとはいえ、互助の概念がしっかり根付いていたのは素晴らしいし、人間の力を感じる話だと思う。

どの道を行く

すっかり前置きというか、バックストーリーが長くなってしまったが、悩ましいのはどう熊野を巡るかということである。できることなら2、3ヶ月ほど休んでガッツリ歩きで巡りたいところだがそうもいかない。ということでグンと短縮して2、3日ほどを想定する。

関東方面から行くとなると、A→羽田から白浜空港まで飛び、レンタカーで熊野めぐり or B→新幹線&在来線で伊勢まで行き、お参りした後レンタカーで熊野めぐり、の2パターンかなと思っている。Aの方が手っ取り早いが、かつての庶民たちが巡った伊勢→熊野という順ではなくなる。あと熊野には温泉もあるようで、温泉大好き人間としてはそれも見逃せない。なんでも湯の峰温泉という温泉街にはつぼ湯という、小栗判官という人物が浸かったところ、たちまち病から復活したという伝説の湯もあるらしい。

ん〜〜悩ましい!(おわり)

2021年、冬

2021年も年の瀬。約半年に一回という脅威のハイペースで更新している当ブログ。つくづく自分はアウトプットというのができない人間だなと思い知らされる。書くネタなんて何でもいいのに、こんなこと書いてもしゃーないってなる精神をどうにかしたい。今回はどういう風の吹き回しかというと、何となくWordpressのアプリが目に入ったから書いてみようという大変消極的な動機によるものである。あとは来年から環境が少し変わるので、なんとなく気分の切り替え的なものもほんのり込められている。ちゃんとしたネタとしては10月に行った福島旅行の手記的なものがあるので、それは書き終わり次第こちらにアップしたい。

2021年を振り返ってみると、淡々と進んだなという印象が強い。基本ダラダラと人生を不意にするのが得意ではあるが、今年は特に何も無かったというか、よく言えば滋味の溢れた年だったかもしれない。そんな何も無い中でも少し細かく思い返してみると、懐古主義というか、最早自分が生まれる前の時代になるが、そういう古いものに対する憧れは強まった期間だった。ここんところはつげ義春の好みそうな世界観というか、そういった物事はかなり好きで、「今何に一番ハマっていますか?」と聞かれれば、迷わず「つげ義春(の世界観)」と答えるだろう。ただ実を言うと彼の漫画作品は高校生ぐらいの頃に読んだ記憶があるというくらいで、中身はあまり覚えていない。じゃあなぜハマったのかというと、彼の文章による旅行記がキッカケだった。また福島の話なんかでも話題に出すと思うが、安宿旅に興味を持った繋がりで、Amazonで偶然見つけたつげさんの旅行記がとても魅力的に見え、買ってみたらコレが大当たりだった。秘湯ブームを作ったとも言われる彼による鄙びた温泉、鉱泉巡りの様は、自分のような懐古主義者にとってはたまらん要素が詰まっている。おおよそ観光客が求める華やかさや利便性など無い、むしろ対のような存在であるボロ古い宿なんかは、敬虔なクリスチャンにとってのイェルサレムみたいなもので、一度は訪れたいと心に誓うのである。

上の段落から間を開けてしまった為に、頭ン中がとっ散らかって何を書いていたかよく思い出せなくなってしまったので改行する。とにかく上記のように懐古主義と温泉好き、そこに加えて近年は歴史好き要素も加わってきている。まごう事なき完全ジジイだ。歴史の何が良いって聞かれると、個人的に一番の理由はその妄想の入る余地にある。大体の場合歴史は勝者が作るだとか、目立った活躍をした者や事象がメインで取り上げられるので、情報はどうしても断片的となり、完全ではない。だからその間を補完するように、民族風習についての考古学だとか遺伝子解析などの化学だとかで推察がなされる。自分はそういった知識も経験も無いので、その道のプロの見解を見聞するにすぎないが、それでも十分過ぎるほどに楽しい。歴史についてよくする妄想は、その頃の自分のような一庶民は何を思い、どのように生きていたのか、ということだ。もし自分のようなグータラ無気力人間がこの時代のこの場所にいたら、どう思うだろう、と。これに限らず歴史は妄想の宝石箱であり、もし暇を持て余しているならば是非自分の身近な地域の歴史からでも調べてみると、大変面白い発見があるかもしれない。

なんもまとまってないようわからん記事になってしまったが、とりあえず来年も健康で好きなことをなるべくやり尽くす1年にしたいと願う。皆さんも明日が人生最後の日だという意識で、悔いはあっても満足のいくような毎日を送って欲しい。今年もお世話になりました、来年もまたよろしくお願いいたします!

引越

前回の更新は12月。大分経ったな。
精神状態が著しく悪かった冬も越え、アレはいったい何だったんだとすっかりピンピンしている。やっぱり日光は偉大だね。
いちおう何かしら書こうってするんだけど下書きがたまるばかりで、あれって後で軽く読み返すと正気かこいつ・・・って文章ばっかに見えてしまう。

今住んでるアパートの更新が近づいてきたので、中途半端な時期ではあるが引越しをしようと思い立った。田舎出なもんで、あまりビルばっかりの町は・・・ということで避けつつ、勤務地に通いやすい土地を探した。
そして田園都市線沿線にある”長津田”という駅を見つける。かつて大山街道の宿場町であった当地は、現在では駅周辺は必要最低限の店以外特に何も無く、ただただ住むための町といった感じ。しかし田園都市線と横浜線が通っており、大都市や他の町までのアクセスも抜群なのは魅力的で、普段は静かなところに住み、かつどこかへ行こうと思えば楽に行きたいという自分のような人間には良いかもしれない。
この交通の良さにもかかわらず、近くにはホタルが出るという玄海田公園や、下にも載せる景色のようにレベルの高いのどかさを携えている、バランスの取れた町だと思う。
結局のところ引っ越し先は全く違う場所に決めたのだが、将来的に縁があればぜひ住んでみたい。

やはり複数路線乗り入れているだけあり、田舎といえど駅の人の往来は多い。
再開発のランドマーク的なタワマンが駅前にそびえ立っている。
この絶景が渋谷から30分で見れてしまう。
夕日に照らされる中央林間行きの列車。

田園都市線沿いはその名前通り沿線には住宅地が多いイメージがあり、少し列車で隣駅まで足を伸ばせば買い物も便利な町が多い。
長津田へ物見遊山した時、未踏の地であったグランベリーパークへも寄ってみた。ここはだいぶ新しいらしく、まるで、というかまんまで欧米の屋外型ショッピングモールで、駅出て即モールへ入れるのでだいぶ便利そうだった。ただだいぶ高級志向の気を感じたので、自分のような庶民にとっては映画館とスーパーぐらいしか日常的な用は無さそうではあった・・・。

スヌーピーがマスコットキャラらしい。かわいい。
緊急事態宣言下ということもあり、店はほぼ開いていなかった。しっかりしてる。
モールを通り住宅街の方へ抜けると大きめの公園もあり、家族連れでショッピングにはピッタリ。

それにしても東京に住み始めてから常々思うのは、何てデカい都なんだってことだ。
東京はもちろんのこと、神奈川、埼玉、千葉にまで結構な規模の街がポコポコあるのには田舎民としては驚きでしかなかった。その分それぞれの町が文化を持っており、探索し甲斐があり、散歩好きにとってはたまらない場所だ。

グレーゾーンぼっち ~ヒトリノ夜おすすめスポット~

ぼっちにとって一人でいる夜、特にこの時期は「寂しい!!」って思うことも少なくないのではないか。そこで自分が長年のぼっち生活を経て、そういう夜にはこういうところへ行くと心細さが緩和されると思ったスポットを上げ連ねていこうと思う。(長年という割に数は少なくて申し訳ない・・・)


ファミレス

地域にもよるだろうがファミレスには色んな人たちが集まる。家族連れはもちろんのこと、学生たちや近所のおばあさんおじいさんなど。雑多な人間がいる空間というのは割合居心地がいいもんで、大体の場合複数人でおしゃべりしているグループが多いのでノイズとしても心地よいと思う。
最近は店舗によってはコンセントやWifiを用意してくれているところもあるので、あまりに長時間居座るのはどうかと思うが、作業で使うのもおすすめだ。
もちろん飲食に関しては思い立ったらすぐ注文できるというメリットも大きい。

カフェまたは喫茶店

自分がここで言うカフェとは基本的にチェーン店のことを指す。もちろん個人経営でも素晴らしく、居心地の良いところは沢山あるだろうが、チェーン店であれば全国津々浦々どこへ行っても同じ環境が再現されているし、常連や顔なじみ的な高度なコミュニケーションが必要とされることも無いところもポイントだ。
チェーン店のカフェや喫茶店はファミレスと同じく、客層の幅の広さや営業時間の長さといった点で似ており、門戸が広いというありがたさがある。違いはやはり、カフェはファミレスより一人客が多く、もっと静かでゆったりとした時間を過ごしている人が多いという点だ。そういった意味でぼっちにとっては更に居心地度はアップするのではないか。

銭湯

銭湯に関しては普段行きつけていない人は抵抗があるかもしれないので、万人向けというわけではない。しかし慣れてしまえばコレは中々良いもので、体の疲れも取れるし、老若入り混じったレトロな環境は心も癒してくれる。たまに話しかけてくる人もいるが、基本的には皆さん適度な距離感で思い思いにくつろいでいる。
地域差や施設によっての違いを見つけるのも楽しいもので、富士山のペンキ絵を背に、大きな湯舟ひとつに皆が浸かる古典的スタイル、さまざまな種類の湯に浸かれる大きめのスーパー銭湯スタイル、サウナを主としてジックリ汗をかくスタイルなど、自分の目的によって行先を決めるの良いかもしれない。

喫煙所

ちょっと上までの3つとは毛色が違って申し訳ないが、もしあなたが喫煙者だったら喫煙所の良さはなんとなく分かってもらえるかもしれない。
コロナがまた増えてきているこの時期に、喫煙所なんてものは鬼ヶ島のように征伐されるべき場所なのかもしれないが、一時の休憩には存外悪くない場所なのだ。半世紀ほど昔には実に男の8割が嗜んでいたというタバコも、2020年現在では3割弱にまで無事?減少したらしく、少数派ともいえるべき存在だ。それを感じてか自分は喫煙所にいるおっさんたちに勝手にシンパシーを感じ、一体感を感じてしまう。
あなたもぜひ寒き夜の数分間を、あの窮屈な空間で様々な銘柄のたばこの臭いにまみれて過ごしてみてほしい。

コンビニ

おそらく紹介した中で一番身近な施設であろうコンビニ。どこにでもあってサッと行ける手軽さが何といっても魅力である。
個人的に立ち読みはマナーがとても良い行為とは言えないが、鬱屈した精神状態の時にはそれくらいは許してくれてもええんじゃないかという甘えを出してしまう。
正直やることといえば買い物と立ち読みくらいしか無いのだが、ちょっと立ち寄るのにはちょうど良いのでおススメだ。

古本屋

やることは上のコンビニと被っていて立ち読みだが、古本屋の場合はまだ”本を選ぶ”という名目があり、それもしやすい。種類と量もコンビニの比較にならないので滞在時間はだいぶ長くなりがちだ。
なぜただの本屋ではなく古本屋かというと、新刊をガッツリ立ち読むのは気が引けるという謎の罪悪感でしかない。どっちでも結果として店に不利益になるのは違いないので、読んだ本はなるべく買うように心がけたいところだ。
あとコレは個人的なフェチのような話になってしまうが、古本屋のあの何とも言えないにおいも割と落ち着くポイントのひとつだと思っている。


少ないながらも家にいると「自我が暴走してしまうっ・・・!」的な夜におすすめのスポットを紹介させてもらった。基本的にコミュニケーションを取らずに済み、落ち着ける空間を基準として選んだので、ゆるく人の存在を感じれる場所ばかりだと思う。
あと特定の目的をこなすことが明確な場所(ファミレスなら食べる、カフェならコーヒーを飲む、銭湯なら湯に浸かる、など)でもあるので、そういう意味でもあまり気を使うことなく入れるんじゃないかと思う。

最後に自分の好きなエレファントカシマシというバンドの一曲、”真冬のロマンチック”から一節。

「全部忘れちまった 全部すっとんじまった 
冬枯れ木枯らし こうなりゃみんなで昇天さ
もうこうなりゃみんなで昇天さ」

三河、伊勢湾を目指す

4連休だ。シルバーウィークとも呼ばれているらしい。連休で何かしたいとなると、自分の場合旅行以外に能が無い。そして共に行く人もいないのでほぼ確実に一人旅になる。

Go to Travelキャンペーンのことを聞いてから、国内旅行のツアールートをいくつかストックしていたので(東京住だから10月まで適用されないけど・・・)、今回はその中から2泊3日にちょうど良さげな三河、伊勢湾周辺ツアーを選んだ。ちなみにストックのほとんどはフェリーなどの海路を含んでいて、旅情を誘う我ながら中々よくできたルートだと思っている。

以下は旅程


1日目
東京→浜松(新幹線)
浜名湖で自転車1週(ハマイチ)
浜松にて1泊

2日目
浜松→鳥羽(フェリー)
鳥羽水族館見て、伊勢神宮参り
松坂にて1泊

3日目
松坂→名古屋(津から中部国際空港へフェリー)
初名古屋。名古屋城見たい。
名古屋→東京(新幹線)


今回とりあえずポケシネ持ってとジンバル持っていこうと思っている。こうやって旅行に持っていくのは初めてなので、今後の練習としてもちょうど良い機会かもしれない。

関係無いけど最近ハマってるロシアの陰鬱なバンド

郊外のデパートの雰囲気大好きマン

ちょっと都心から外れた町の、昭和の香りメキメキ感じるデパートってとても良いものですよね。駅前にあったりして、高いフロアからは町を展望できたりすると最高。屋上にミニ遊園地あるのもロマンだけど、今まだ残ってるとこってあるんかな~。

まだまだ残暑厳しかった8月末日、カメラとレンズ三本と三脚を背負いながら半日さまよったら結構焼けた。
なんかBMPCCに三脚付けてもグラグラで、「どうすたもんじゃろかぇ・・」ってなってたんだけど解決策はいたって簡単で、ケージつければビシッとはめることができた。おかげさまで大好きなフィックスを思う存分撮れるようになって嬉しい。
しかし思ったのは、こうやって三脚を外に持ち出して動画を撮るというのは初めての経験で、セットアップとかは徐々に慣れていくから良いとして、いかにも撮ってますよって見た目だと周りの人々の目が気にならないと言えば大嘘になる。だから今回はなるべく自然や無機物など人間以外メインで撮ってみた。

https://youtu.be/CbVv_Rtx-xc

割と自然や風景を撮るのが好きだもんで、こういう真夏の炎天下から真冬の曇天まで、どのNDフィルターをチョイスすれば良いかというのを知りたくなってきた。とりあえず濃度が弱いものから、予算の限り試していきたい。

わだばWordPressに写真貼り付けたい

ヌテッラって美味しいよね。この瓶?というかボトル?には”ヌテラ”ってなってるけど。自分はガチイタリア勢のヤマザキマリさんの漫画で”ヌテッラ”って言ってた気がするからそれで通します。

いきなりヌッテラの画像を張り付けたのは他でも無い、スマホにあった写真がこれともう一枚下に貼るチェ・ゲバラみたいなタバコしか無かったからだ。そしてなぜ張り付けたかというと、WordPressで画像貼り付けるならどの方法がいいかを模索していたからである。
個人的にこのWordPress内部に画像アップするのはなんとなく落ち着かなくて、どうしても画像専門のサービスで管理しつつ、その中からブログで見せたいものだけ選んでペッて貼りたかったのだ。

結果としてはFlickrに似てるSmugMugというサービスを使おうかなと思って、ソレの無料お試しキャンペーンに落ち着いた。


どんな選択肢があるんだい?

Flickr

そこで一番最初に頭に浮かんだのはFlickr。以前使っていたこともあるので、フリッカーでいいっかーって思ったけど、なぜか自分のメールアドレスはエラーで使えんかった・・・。
ちなみになんか昔はもうちょっと存在感あった気がするんだけど、Instagramを筆頭とするSNS軍団にガッソリ持っていかれたのかもしれない。まぁ使う層は明確に違う気もするし、サービスとしてここ数年色々迷走してたらしく、それで割と離れた人も多いという話も見た。
あと最近FlickrはSmugMugに買収されたっぽいです。

Flickrが使えないとなると、似たようなサービスを探すほか無い。しかし日本語で探してみてもGooglePhotosばっかりでてくる。(GooglePhotosは画像管理アプリとしてめっちゃ良いんだけど、今回のWordPressに貼る場合は数ステップ必要そうでめんどかった)
こういう時は英語で”(調べたいもの) alternatives”で検索すると、ソレの代替品が出てくる。今回は”Flickr alternatives”。

それで出てきたのがこのまとめ。
https://www.photoblog.com/learn/flickr-alternatives/
更にこの中で良さげな2つをピックした。


PhotoBlog

結局こちらは使わなかったんだけど、単体で魅力的そうなサービスだった。簡単に言えば写真メインのブログなんだけど、アップされてる写真もクオリティ高いし、旅行の紀行文なんかを書くのにはピッタリそうだった。質の高いコミュニティに重きを置く人にとってはピッタリとなり得そう。

SmugMug

今回使ってみてるやつ。使い勝手がかなりFlickrに似てて、さすが買収しただけあるなと思った。簡単に説明すると、画像を無制限にアップできて、細かい共有設定も可能というもの。注意点は無料プランは無いというところ。一番お手頃なプランで年55USD(米ドル)=6000円弱。月500円で無制限に写真アップできると考えると、悪くないんじゃないかと思う。

そしてこのSmugMugにアップした写真の貼り付け方は以下の通り。

  1. 整理(Organize)タブへ行き、貼り付けたい画像をダブルクリック
  2. 左側にあるサイドバーのShareボタンをクリック
  3. 埋め込み(Embed)タブを選び→埋め込みたいサイズを選択→JPEGのURLをコピー
  4. WordPressで画像貼り付けの際に、そのURLを入力。ただ単にURLコピペだけじゃダメみたいで、しっかり画像アップメニューを介さないといけないっぽい

写真データに含まれる個人情報に注意!

あとブログとかに画像アップする時に注意すべきはExif情報だ。SNSとかだと勝手に個人情報に当たるものは削除してくれるらしいが、SmugMugなどの写真をそのまま保存するサービスは、exifもまんまアップされるので、撮影位置はもちろん、人によっては時間なども見られたくないだろう。

https://apps.apple.com/jp/app/power-exif-photo-exif-viewer/id1468747693?l=en

これはiPhone向けのExif編集アプリだが、おそらくAndroidやPCにも似たようなものがあると思う。簡単に消せるので、ここはぜひ気を付けておきたい。


今どきのSNSに比べたら手間のかかること・・・。でもブログってのはノートに自分の好きなものペタペタ貼り付けていく感じがいいんだよね。

ぼくの好きな”世界ふれあい街歩き”系YouTuberたち

NHKの「世界ふれあい街歩き」ちゅう番組が死ぬほど好きで、実家に住んでた頃(今テレビ持ってない)は、放送ある時は欠かさず録画してめっちゃ観てた。学生の頃に中国行ったりしたのも基本的にはあの番組の中国編の影響だったりして、今も始めていく土地ではひたすら歩き回る癖が取れない。

カメラの投稿でも書いたが、世はYouTuber戦国期。無数の投稿者たちが思い思いのコンテンツをインターネッツの海に放っている。そんな中でも自分が特に好きなジャンルは旅動画だ。ただ旅と言ってもスーツさんのようにスタンダードに交通機関を使う者もいれば、車で遠出するついでに車中泊をする者、自転車で数百kmを駆け、日が沈めば小型テントを張り身を休めるといったスタイルの者もいる。自分はそのどれもが大好きで、ふぁっきんコロナで旅など気軽にGo Toできない今、ヴァーチャルGo Toに耽らせてもらっている。

そしてそんな旅動画の中でも、街の活気や人の営みが感じられる”ふれ歩き”系YouTuberたちをメモ的に挙げてみた。GoTo欲湧いた時に見て精神だけでも世界へふっとばしたいところ。中国好きなんで中国旅行動画多いのはsorry sorry。関係無いけどYouTubeは購読してるチャンネル見やすくグループ化したりソートしたりする機能作ってほしいわ・・。

スーツ 旅行

旅行動画界の大御所、スーツさん。動画一本一本がしっかりとした長さがあるが、彼のガイドのような情報満載の語りとポイントを押さえたカメラワークは、まるで飽きることがない上質なヴァーチャル旅トリップをもたらしてくれる。知名度が高いので一見旅動画入門向けかと思われるかもしれないが、かなりマニアックな細部まで描写してくれるので実は上級者の方が楽しめる内容とも取れるかもしれない。

無職旅

安定したクオリティで、世界中の街からPOV街歩きを届けてくれる無職旅さん。どんな環境下でも語り口が穏やかで、まさにNHKの本家に近い正統派街歩きYouTuberと言えるかもしれない。ここに挙げた割と癖の強い旅人たちに比べ、万人受けするんじゃないかと思う。今自分が一番よく見ているMAYT(まちあるきゆーちゅーばー)の一人。

パンツマン

ニコニコ動画のお料理レジェンド、パンツマン。実は旅行も好きらしく、特に商店街シリーズはここ数年のライフワークの様になっているよう。毎回容赦無く、しかし慈愛と共に旅先へ浴びせられるカンちゃん節は彼の動画の魅力の一つだろう。最近結婚されたということで、めでたい限りである。

たけちよ倶楽部

スーパーカブに乗って行く旅をメインでアップしているたけちよさん。水曜どうでしょうの大ファンでもある自分からしてみれば、ワクワクが止まらない組み合わせだ。自分はバイクは運転できないのだが、上の動画の様に厳しい環境を直に受け止めながら目的地を目指す姿は、旅と言う体験を瑞々しく思い起こさせてくれる。

B4C

日本自転車YouTube界の破戒僧、B4Cさん。自転車に乗る自分にとってはもっとも身近なPOVで、狭い道や坂道、天候の変化などが”あるある”で、何も無いようなシーンでもちょいちょい笑ってしまう。自転車の改造や組み立ての様子も積極的にアップしていて、そのDIY精神がたまらないと感じる人も多いのではないだろうか。あとこれは個人的な好みだが、やはり関西弁は聞いていて元気が出る。

らんたいむ

庶民派車中泊ユーチューバーで大人気のらんたいむさん。彼の動画を見始めるようになったころ、えげつないくらい憧れた。もちろん今でも、車を手に入れた暁にはぜひ試したい旅スタイルだ。文頭にも書いたように、数十万の購読者を得た今でも庶民派を貫くその姿は頼もしい限りであり、自分のように車中泊をしてみたいという者たちに、車中泊道を示してくれるグールー的な存在かもしれない。

タイトルに街歩き系って書いたくせに、結果的にはただ単に自分の好きな旅チューバーたちを挙げただけ感は否めない。でもまぁみんな街の景色見せてくれてるしぃ、広義のMAYTってことで許してほしい。コロナで旅に出れない今とっても尊い存在の彼らを、引き続きありがたい気持ちで大切に見ていこうと思う。

ポケットシネマカメラの練習も引き続き続けていきたい。
このレンズf8でパンフォーカスだから、ただでさえピントが甘い感じあるのに、夜はISOとシャッタースピードで潰れまくって中々厳しいものがあるのかもしれない・・。

BMPCC4K届いた!

ついにBMPCC4Kが届いた。アメリカの発送から結局約2週間ほど。調べた感じ、eBayの配達は元々途中のグローバル配送センターで詰まることが多いそうなので、このコロナの渦中ではとても早く届けてくれたのかなと思った。配送にかかわった皆様、ありがとうございました。この念だけでも届けっ!

早速準備していたギアを取り付け、蒸し暑き外へ出た。RAWだとか完全マニュアルだとかで撮影したことがなかったから割と不安だったけど、フォーカスアシスタントや露出を可視化できる機能(サーモグラフィー的なやつ)がついててかなり助かった。手振れに関しても、今のところ手持ちフィックスしか試してないけど、Resolveの手持ち補正がすごすぎて十分酔わずに見れるかなと思う。

https://youtu.be/5TxtsYQPqXI

一つヌーブの悩みというか困ってるのは、三脚のカメラを置くプレートが取り付けられないこと。ネジの規格が違うのか、カメラに何か追加で取り付けなければならないのか、奥までねじ込めずしっかり固定できない。もちょっとリサーチが必要そうだ。